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連載コラム

リハビリテーション×ライフ~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~発行記念イベント潜入レポ

投稿日:

2018年1月に発行された

「リハビリテーション×ライフ~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~」

 

 

2018年6月20日(水)。

激しく降り続ける雨の中、

「MINI甲府」は多くの人たちで溢れかえっていました。

叩きつける雨の音をかき消すほどの

賑々しい人たち。

駆け付けたのは、2018年1月に発行された

「リハビリテーション×ライフ~

暮らしのリノベーション・

住宅改修と住環境整備 7つの新常識~」

発行記念である座談会参加希望者の皆さんです。

 

この日は、共同著者である池田由里子さん、

久保田好正さん、保坂和輝さん、伊東誠三さん

の4氏のディスカッションを含めた、

冊子の概要や説明、

こぼれ話などを聞けるとあって会場には、

医療や福祉の現場に立つ作業療法士や

介護福祉士が多く集まっていました。

会場には約40名の参加者が集まった

 

「障害があっても自分らしい暮らし」

をコンセプトに始まった今回の出版。

インテリアコーディネーターの視点から執筆を

担当した池田由里子さんが、4人がこの本に

携わった最初のきっかけなどを

紹介してくれました。

その後本の執筆を担当した各者が、

誌面内容の説明や仕事への熱き想いを

発表してくれました。

それでは、各者のお話を少しご紹介しますね。

 

それぞれが目指す「個」を動かし、

「輪」にすることで見えてくること

 

 

二級建築士でありながら、作業療法士の資格

を持つ久保田好正さんは、

「暮らしのリノベーション実践に向けて」

をテーマに、医療の分野、建築の分野の両方

の観点から執筆を手がけた1人です。

単純にバリアフリーではなく、

それより先のバリアフリーを目指し、

夢も仕事も介護もオールフラットになった

暮らしの実現に向けて現在実践している

ことを話してくれました。

久保田さんと共に繰り広げられた参加者

の意見や会話の中には、

「世間一般的に思われるリハビリテーション

ってどんなイメージ?」

「病院と地域の連携ってできているの?」

「もし自分が、もしくは家族が介護を必要

とした時、どんな連携を期待する?」

「障害があっても、ほしい暮らしを実現

するために必要なこととは?」

などが出されていました。

会場の4割近くを占めていたのは、リハビリに

なにかしら携わっている作業療法士や

介護士などの方々。

実際の現場からの視点や問題点など、

現場の現状を話してくれる人もいました。

久保田さんが目指すものは、

障害を持っている人も介護を受けている人も、

それぞれの事情や日常が違えど、

あらゆる手段で社会参加し、

リハビリテ―ションという視野を広げ、

いわゆる町づくりの1つとして

「リハビリ」「福祉用具」「介護」

「暮らしのリノベーション」

があるということを教えてくれました。

 

作業療法士・二級建築士の久保田好正さん

 

参加者と共に繰り広げられる熱いディスカッション

 

 

 

続いて、作業療法士の立場から、

障害者の退院後の在宅プランやケア、

自らの体験を語ってくれた保坂和輝さん。

脊髄動静脈奇形・頚髄損傷(不全麻痺)を

持つ当時15歳の少年との出会いについての

お話が印象的でした。

高校1年生の時に発症し、

休学を余儀なくされた Jくん。

再び学校に戻る場合、留年せざる得ない事実を

知り退学を考えていた Jくんに保坂さんは、

「友だちの大切さ」を話し続けたと言います。

生活面に何の問題もないJ君に必要なものは、

暮らしのサポートをしてくれるような

「友だち」だったのです。

「友だち」を持つことへの重要性を

ひたすら訴え続けた保坂さんの願いを胸に

Jくんは学校のへ復帰を決めたそう。

その後、勉強やスポーツに夢中になり、

就職をしたJくん。

現在は、結婚もして幸せに暮らしている

ということを嬉しそうに話してくれました。

Jくんとの出会いで改めて

「助けてくれる友だち」

の大切さを保坂さん自身も

気づかされたのかもしれません。

 

難病患者や介護保険領域でのリハビリテーションを実施する保坂和輝さん

 

現場の声を発信する場でもあった

 

そしてその後マイクを持ったのは、

建築士の伊東誠三さん。

住み慣れた我が家であっても、

リハビリが必要になる場合には

「こんなはずではなかった」と思うくらい

1つひとつにつまずきます。

玄関・トイレ・浴室・キッチン・階段は

もちろん、ちょっとした段差や手摺、

ドアの開閉方向でさえも気になってしまう

ようになるのです。

伊東さんは、建築士の視点から

リノベーション時の注意点や知っておいて

ほしい暮らしの知識などを話してくれました。

介護レベルや生活環境の違いでもその暮らし

かたは様々です。

「在宅介護を楽に安全に」を目指し、

伊東さんは当事者はもちろん、

セラピストへの提案も続けています。

 

有)伊東工務店専務取締役・福祉住環境コーディネーターの伊東誠三さん

 

 

 

最後に話してくれたのは、今回の執筆者の

4人目である池田由里子さん。

彼女は、インテリアコーディネーターと

理学療法士の2資格を持ち、

両方の視点から提案をし続けている

プロフェッショナルです。

「人生のコンセプトをデザイン化する」

ことを軸に、障害があろうがなかろうが、

「自分らしい暮らし」が人生を彩り豊かさを

与えると話してくれました。

そのためには、

与えられた場所に住むのではなく、

素敵なインテリアや自分が好きなものに

囲まれて過ごすことが大切なことなのでは

ないかと池田さんは続けます。

インテリアの1つとして欠かせない椅子の

重要性や、おすすめの整理収納術、

家具に施す工夫と配慮、視覚特性に配慮した

色彩計画などを海外の事例とも併せながら

紹介してくれました。

池田さんの話には、どんな人でも自分らしく

暮らして良い権利があること。

そのためのちょっとしたヒントを

教えてくれたように思います。

 

理学療法士・インテリアコーディネーターの池田由里子さん

 

 

家、そして車のバリアフリー

 

そして、今回この座談会の会場となった

ミニ甲府の代表も務める

株式会社ファイブスターの上杉隆昭さんが、

当事者、そして福祉車両を扱う立場から

特別に話しをしてくれました。

実は、上杉さん自身のこともこの本に

書かれているのです。

「そもそも弊社はなぜ福祉車両を扱うことに

なったのか?」そこから始まるストーリーに

会場にいた全員が耳を傾けていました。

お父さんの交通事故で上杉さん自身の世界は

がらりと変わりました。

※特別対談にて詳細をお読みください。

上杉さんはお父さんのために、

今まで使われていなかった別棟を

リノベーションした話や、

どうしたら居心地の良い一日を過ごせられるか

という空間作りを紹介してくれました。

お父さんの退院後、病院などの送迎のときは、

いつもお母さんが付き添っていたと言います。

しかし、

「ミニクーパーでないと運転はしたくない!」

と言い放ったお母さん。

上杉さんは、そこからヒントを得て

福祉車両をビジネスとして展開していったと

話してくれました。

この柔軟な発想が、障害者でも、

障害者を持つ家族でも

「好きな車で出かけられる」ことを

実現してくれたのです。

「あるお客さまにどこに行きたいかと

訊ねたとき、コンビニや本屋に行きたい

という答えが帰ってきたことがあります。

遠い特別な場所ではなく、

本当に身近なところに行きたいんだなと

正直驚きました。

その時、

いったい僕にはどんなことができるのか?

と考えましたよね」と上杉さん。

家、そして車のバリアフリーへ。

そう遠くない将来、上杉さんの想いは

叶えられるのではないだろうか?

とこの言葉を聞いてそう感じずには

いられませんでした。

 

株式会社ファイブスター代表取締役の上杉隆昭さん

 

好きな車に乗りたい!を叶えた福祉車両

 

このようにして、今回のイベントは

惜しまれつつも盛況のうちに終わりました。

終了後の会場では、興奮冷めやらぬ

多くの人たちが4名の著者と

おのおの話し込んでいる姿がありました。

 

和気あいあいで終わった

 

参加者の方の感想

 

市役所保健福祉部、

介護福祉課・社会福祉士 清水さん:

久保田さんのお知り合いである清水さん。

環境を変えるはきっかけにすぎないという

ことを痛感しました。どうしても目の前の

障害を解決することが先になってしまうが、

その後のことをもっと考えなくてはいけない、

その先の生活を行政・地域・介護連携して

やっていかなくてはと強く感じた時間でした。

 

理学療法士・福祉住環境コーディネーター2級

柏木さん:

地域と行政との繋がりを、自分の立場から

もっと働きかけなければいけないという

想いで今回は参加しました。

当事者は、自分の気持ちや希望を言って

くれる人が少ないのですが、

その人を知ることでしたいことや支える部分

があるのだと気付かされました。

型にはめたりせず、諦めないでその人と

関わることで見えてくるものがあります。

やりたいことを引き出すのも、

可能性を見出すのも私達の仕事だと感じました。

今回は新しい視点に立てた有意義な時間でした。

 

意見を交換し合う場面も

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