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連載コラム

福祉車両の新しい在り方。健常者と障がい者の心のバリアフリーを目指す【後編】

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私福祉車両の新しい在り方。健常者と障がい者の心のバリアフリーを目指す【後編】ー 株式会社ファイブスター代表取締役 上杉隆昭×長谷川晃×作業療法士 杉田遼

福祉車両事業を手がける株式会社ファイブスター 上杉隆昭と同社にてMINI CROSSOVERを福祉車両にカスタマイズして購入した長谷川晃さんに、長谷川さんのリハビリ入院生活を支えたひとりである作業療法士 杉田遼さんを加え、3人が健常者と障がい者の「心のバリアフリー」について話しあいました。

杉田 遼

山梨県出身。山梨県内専門校・作業療法学科を卒業後、甲州リハビリテーション病院に勤務。2011年に長谷川さん担当となる。2014年作業療法士主体のプロボノチーム「甲斐KENDAMA.CREW」を結成し、けん玉の楽しさや健康促進・介護予防等の啓発に努める。2017年に甲州訪問リハビリテーションに異動し、現在は訪問リハを担当。趣味は、けん玉と音楽。好きな言葉は、HALF SERIOUS(面白半分)。 / →甲斐KENDAMA.CREW

長谷川 晃

山梨県出身。2011年2月「バージャー病」の進行により両足大腿を切断する大手術を受ける。2年間のリハビリ期間を経て2013年に山梨県庁、障害福祉課で4年間の事務職を経験。2017年大手民間企業へ転職し現在に至る。。2017年冬、ファイブスターにてミニクロスオーバーを購入をきっかけに、健常者と障がい者の心のバリアフリーを目指し、上杉さんと共にイベントやメディアで活動を開始。趣味は、ドライブとショッピング。好きな言葉は、超ポジティブ。

上杉 隆昭

山梨県出身。山梨県立日川高校卒業後、Interior Center School、Parsons New Yorkで学んだ後、株式会社キュレイターズに入社し経験を積む。2000年株式会社スペースデザインに転職し、海外事業部でインドや中東ドバイにて勤務。その後ドバイでレストランやカフェを展開するデザイン&コンサルティング会社を起業。2013年、父親が交通事故に遭い緊急帰国。現在は、株式会社ユー・ファイブと株式会社ファイブスターの代表取締役を務める。

情報の少ない医療・福祉の現場
ー杉田遼さんの職業である作業療法士の仕事について教えていただけますか?

杉田 作業療法士は、障がい者の入浴や食事、着替えなど、日常生活の中にあるあらゆる動作の作業活動を通じて、カラダとココロのリハビリテーションを行う専門家です。入院患者さんだけではなく、患者さんのお宅に訪問することもあったり、身体障害だけでなく精神障害のある患者さんとに関わることもあります。

上杉 杉田さんが長谷川さんと出会ったのはいつ頃なんですか?

長谷川 リハビリ病院に入院した時です。手術を受けてから1年くらいでリハビリ病院に移りました。初めて杉田さんが病室に入ってきた時は少し不安でした。こんなに若い人で大丈夫かな?って。

上杉 そうですよね。最初は不安を持つ人が多いです。初めての環境の中で知らない人がいきなり来て、身のまわりのことをされたら不安がない人はいないと思いますよ。

長谷川 でも、彼とは自然に仲良くなれて、気がついたら何でも話せるようになっていました。

杉田 私もそうです。長谷川さんと出会って得た知識って本当に多い。車の話も長谷川さんのほうから話してくれて…。僕の知らないことをたくさん教えてくれたんです。上杉さんの会社の福祉車両のことも長谷川さんから教えてもらいました。僕はもちろん、僕のまわりの人も誰ひとり知らなかったです。

上杉 そうなんですね、それは嬉しいです。実際の現場では、福祉車両の話をされることって多くあるんですか?

杉田 そんなに機会はないです。長谷川さんのように、挑戦したい!と思う気持ちにまでなれない人もたくさんいますし。病気の症状によって環境は大きく変わります。僕が担当した患者さんの中で、自分で車を運転する生活を送っている人は、長谷川さんを含めて今まで4人ほどです。それでも長谷川さんの挑戦が、僕の新しい挑戦にもなりました。

長谷川 彼が今でもたまに私を呼んでくれるんですよ。患者さんに車を見せてあげてほしいとか。患者さんと話しをしてあげてほしいとか。

上杉 へぇ。長谷川さんが患者さんと直接お話をしに行くこともあるんですね。すごいな。

長谷川 福祉車両ってどんなふうに乗るかも分からないし。どうしたらいいかもわからない人がほとんどなんですよ。だから、私が直接行って車を見せてこんなふうに乗っていますとか話したほうが、同じ障がいのある方に寄り添えるかな、と思って。

杉田 僕が話すのと長谷川さんが話すのでは、患者さんの安心感も違うと思うんですよ。それに、情報を得られるだけではなく、心も元気にしてもらえる。長谷川さんと話して前向きになれる患者さんは多いと思います。

上杉 杉田さんから患者さんに、福祉車両の知識をお話しされすることもあるのですか?

杉田 とても増えました。増えたというか、患者さんとの会話の中で自然とそういう機会ができてきたという感じですが、私自身が知識を持つようになれたので「好きな車に乗れるんですよ」とか、「お手伝いするので一緒にがんばりましょう」とか、そういった会話は前よりとても増えたと感じています。

上杉 杉田さんのように現場で働いている方が、知識を持っているか持っていないかで全然変わってくるのですね。

長谷川 本当にそう思います。当事者は、専門家の方から情報を得るしか方法がないんですよ。調べている余裕がないと言えばいいのでしょうか。だから、近くの人がそうやって背中を押してくれるだけでその人の人生は大きく変わると思います。

杉田 そうですね。私たちのような現場スタッフがもっと知識を豊富に持って発信していくことも、今後の大きな課題ですね。

横の繋がりが今後を動かす
長谷川 前回もお話しましたけど、情報が届かない現場に情報を届けていくことが大切だと思いますよね。

上杉 そうですよね。私たちのように異業種だけれど、同じ目標に向かって一緒に進める仲間を増やせるとよいですよね。

杉田 実際の現場は、一般の人向けではないセミナーだったり講習会だったりが多いです。もっと健常者と障がい者が一緒に過ごせるイベントなどを提案できると違いますよね。

上杉 それは、本当にそう思います。大きくなくても定期的に何か始めてみたいですね。

長谷川 そこに行けば情報が得れる場所として…。

上杉 まさにこのウェブサイトが外に飛び出したようなイメージでしょうかね。福祉や介護の情報交換の場所。

杉田 それ、本当に大切だと思います。横の繋がりをもっと広めていく必要がありますね。

長谷川 これから先の若い人たちのために、出来ることがあるのならばやっていきたいですよね。

杉田 こういった福祉車両を実際に見られる機会も増えると、また違うと思います。本当は試乗ができたりすると、もっと良いのかな?

長谷川 そうですね。乗り心地を体験が出来たり、手動装置の説明を受けたり、何より実際に触れることができる環境はなかなか無いので重要だと思いますよ。

上杉 やらなければいけないことが見えてきたように感じます。もっと皆が自然に関われる環境づくりや、医療や、福祉の現場スタッフの人などへの周知をしていく必要がありますね。

長谷川 うん、そう思います。一緒に頑張りましょう!

上杉 今日は本当にありがとうございました。

杉田 ありがとうございました!


▲ミニ甲府のウッドデッキにて

ー今回の2回にわたる対談で、介護や福祉の現場をリアルに知ることができました。技術や知識を持っている人同士が少しずつ集まり「心のバリアフリー」という目標に向かって動き出しています。考えていることは未来のほんの一部のことではあるけれど、今この場所から新しい定番がアップデートされているのです。

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